
2002年から2003年にかけてバンダイから発売されたガシャポンシリーズ「HGIF美少女戦士セーラームーンワールド」を、ワールド1からワールド5までまとめて紹介します。
セーラームーンのHGIFシリーズは、この「セーラームーンワールド」以外にも何度か商品化されていますが、今回紹介するのは全5弾で展開された「美少女戦士セーラームーンワールド」シリーズです。
1回200円のカプセルトイながら、当時としてはかなり精巧な造形と彩色が施されており、シリーズが進むにつれてクリアパーツやパール塗装、髪の陰影なども取り入れられていきました。
ワールド1では初期のセーラー戦士を中心としたラインナップからスタート。
ワールド2では外部太陽系4戦士が一気に加わり、主要なセーラー戦士を揃えられるシリーズになりました。
そしてワールド3以降は戦闘時の姿だけではなく、制服や私服、水着など、それぞれのキャラクター性を楽しめるラインナップへと変化。
最終弾となるワールド5ではエターナルセーラームーンや水着姿、制服姿などが収録され、約1年半にわたるシリーズを締めくくりました。
HGIF美少女戦士セーラームーンワールドとは?
HGIF美少女戦士セーラームーンワールドは、バンダイから発売されたセーラームーンのカプセルトイシリーズです。
シリーズがスタートしたのは2002年2月。
価格は1回200円で、各弾6種類のラインナップとなっています。
ワールド1からワールド5まで発売され、最終弾が2003年7月なので、約1年半の間に5弾が展開されたことになります。
当時はフルカラーのカプセルトイが増えていた時期でしたが、その中でもHGIFシリーズは、キャラクターの特徴を小さなサイズに凝縮したフィギュアとして展開されていました。
セーラームーンワールドも、単純にセーラー戦士を並べるだけではなく、シリーズが進むにつれて衣装やポーズ、キャラクターの組み合わせなどに変化が見られるのが面白いところです。
また、クリアパーツやパール塗装などを取り入れることで、200円という価格帯ながら豪華に見えるフィギュアへと進化していきました。
HGIF美少女戦士セーラームーンワールド1~5一覧
ワールド1~5の発売時期は以下の通りです。
| シリーズ名 | 発売時期 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド1 | 2002年2月 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド2 | 2002年8月 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド3 | 2002年12月 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド4 | 2003年4月 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド5 | 2003年7月 |
すべてバンダイから発売され、1回200円、各弾6種という基本構成になっています。
それでは、それぞれの弾をまとめて見ていきましょう。
HGIF美少女戦士セーラームーンワールド1
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | HGIF美少女戦士セーラームーンワールド |
| 発売元 | バンダイ |
| 発売時期 | 2002年2月 |
| 価格 | 1回200円 |
| カプセル数 | 全6種 |

| セーラームーン | セーラーマーキュリー |
| セーラーマーズ | セーラージュピター |
| セーラーヴィーナス | ブラックレディ |
記念すべき第1弾は、セーラームーン、セーラーマーキュリー、セーラーマーズ、セーラージュピター、セーラーヴィーナスというおなじみの5戦士を中心としたラインナップ。
そこにブラックレディが加わっています。
シリーズのスタートということで、まずは主要なセーラー戦士を揃えることを重視した内容になっている印象です。
200円という価格帯の小さなフィギュアながら、髪の流れや衣装のシルエットなどがしっかり造形されており、当時のセーラームーンのカプセルトイとしてはかなり精巧なシリーズでした。
また、ブラックレディのように大きく広がった髪やドレスを持つキャラクターも収録されており、キャラクターごとのシルエットの違いも楽しめる弾になっています。
シリーズの方向性を示す第1弾として、非常に分かりやすいラインナップです。

HGIF美少女戦士セーラームーンワールド2
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | HGIF美少女戦士セーラームーンワールド2 |
| 発売元 | バンダイ |
| 発売時期 | 2002年8月 |
| 価格 | 1回200円 |
| カプセル数 | 全6種 |

| スーパーセーラームーン | セーラーちびムーン&ルナ |
| セーラーウラヌス | セーラーネプチューン |
| セーラープルート | セーラーサターン |
第2弾は2002年8月発売。第1弾から約半年後の発売となりました。
この弾の最大の特徴は、スーパーセーラームーン、セーラーちびムーンに加えて、外部太陽系4戦士が一気にラインナップされたことです。
セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラープルート、セーラーサターンが揃うことで、第1弾と合わせてセーラー戦士を一気に集めることができる構成になっています。
特に外部太陽系4戦士が1つの弾にまとめて収録されているのは豪華です。
また、この頃からクリアパーツが目立つようになり、スーパーセーラームーンでは髪やリボンなどに透明感のあるパーツが使われています。
一方で、初期の補助パーツにはまだ使い勝手に問題があり、自立させるのが難しいフィギュアもありました。
ワールド2は、キャラクターの充実とフィギュアの表現力の両方で、シリーズが一段階進化した弾と言えそうです。

HGIF美少女戦士セーラームーンワールド3
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | HGIF美少女戦士セーラームーンワールド3 |
| 発売元 | バンダイ |
| 発売時期 | 2002年12月 |
| 価格 | 1回200円 |
| カプセル数 | 全6種 |

| プリンセス・セレニティ | 火野レイ |
| 木野まこと | セーラーV |
| 水野亜美 | ミストレス9 |
ワールド3は2002年12月発売。
ここでシリーズの方向性が大きく変わります。
それまでの弾ではセーラー戦士としての姿が中心でしたが、ワールド3では制服姿や巫女姿、水着姿など、キャラクターの日常や個性を楽しめるラインナップになっています。
プリンセス・セレニティやミストレス9といったキャラクターも収録され、単純に「セーラー戦士を揃える」というシリーズではなくなってきました。
特に水野亜美の水着姿が収録されたことで、この後の水着フィギュアへとつながる流れも見えてきます。
また、この弾から補助パーツが改善され、以前よりも足にフィットする形になりました。
小さなフィギュアを飾るうえでは地味な変更ですが、自立させやすくなったのは嬉しいポイントです。
一方で、キャラクターによって造形や顔の印象に差が感じられる弾でもあり、シリーズの中では個体差ならぬ「出来の差」が少し気になるところ。
それでも、戦闘時のセーラー戦士だけではなく、それぞれのキャラクターの日常や別衣装を立体化するという方向性は、セーラームーンのフィギュアとして非常に面白い展開でした。

HGIF美少女戦士セーラームーンワールド4
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | HGIF美少女戦士セーラームーンワールド4 |
| 発売元 | バンダイ |
| 発売時期 | 2003年4月 |
| 価格 | 1回200円 |
| カプセル数 | 全6種 |

| スーパーセーラームーン | スーパーちびムーン&アルテミス |
| 木野まこと | 愛野美奈子 |
| 土萌ほたる | ルナ(人間Ver.) |
2003年4月に発売されたワールド4。
この弾ではスーパーセーラームーンとスーパーちびムーンが再び登場し、さらに木野まことと愛野美奈子の水着姿、土萌ほたる、ルナ(人間Ver.)が収録されています。
ワールド3から始まった水着シリーズも、この弾で木野まことと愛野美奈子が加わりました。
そして、ワールド4で特に目立つのが造形・彩色面での進化です。
スーパーセーラームーンやスーパーちびムーンでは髪に陰影が付けられ、腰のリボンなどにはクリアパーツが使用されています。
さらに、ルナ(人間Ver.)にもクリアパーツが使われるなど、200円のカプセルトイとは思えないほど豪華な仕上がりになっています。
補助パーツについても改善が続いており、シリーズを重ねることで少しずつ飾りやすくなっているのが分かります。
ワールド4は、ワールド3から一気にクオリティが上がったように感じられる弾です。

HGIF美少女戦士セーラームーンワールド5
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| シリーズ名 | HGIF美少女戦士セーラームーンワールド5 |
| 発売元 | バンダイ |
| 発売時期 | 2003年7月 |
| 価格 | 1回200円 |
| カプセル数 | 全6種 |

| エターナルセーラームーン | 月野うさぎ(制服) |
| 月野うさぎ(水着) | 水野亜美 |
| 火野レイ(水着) | ちびうさ&ほたる |
2003年7月に発売された、HGIF美少女戦士セーラームーンワールドの最終弾です。
最終弾ということもあり、造形・彩色ともにかなり完成度の高い内容になっています。
エターナルセーラームーンを中心に、月野うさぎの制服姿、水着姿、水野亜美の寝間着姿、火野レイの水着姿、そしてデフォルメされたちびうさ&ほたるが収録されています。
第3弾から始まった水着姿も、この弾でうさぎとレイが加わることで、うさぎ、亜美、レイ、まこと、美奈子の5人を揃えることができます。
また、エターナルセーラームーンにはクリアパーツやパール塗装が使用され、最終弾らしい豪華な仕上がりです。
一方で、6体中3体が月野うさぎという、かなりうさぎに偏ったラインナップでもあります。
外部太陽系戦士など、まだ商品化できそうなキャラクターがいる中での終了だったので、「もう少し続いてほしかった」と感じるシリーズでもあります。
それでも、約1年半にわたって展開されたシリーズの最後を飾る弾として、かなり完成度の高いラインナップになっています。

ワールド1~5のラインナップをまとめてみる
ここまでの5弾をまとめると、かなり幅広いキャラクターが商品化されていることが分かります。
ワールド1
セーラームーン、セーラーマーキュリー、セーラーマーズ、セーラージュピター、セーラーヴィーナス、ブラックレディ。
まずは初期のセーラー戦士を中心とした基本的なラインナップ。
ワールド2
スーパーセーラームーン、セーラーちびムーン、セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラープルート、セーラーサターン。
外部太陽系4戦士が一気に揃い、主要なセーラー戦士を集められる弾になっています。
ワールド3
プリンセス・セレニティ、火野レイ、木野まこと、セーラーV、水野亜美、ミストレス9。
戦闘時の姿だけではなく、制服や巫女姿、水着など、キャラクターの日常や個性を重視したラインナップに変化。
ワールド4
スーパーセーラームーン、スーパーちびムーン&アルテミス、木野まこと、愛野美奈子、土萌ほたる、ルナ(人間Ver.)。
スーパーセーラー戦士と水着姿、さらに人間姿のルナなど、バリエーション豊かな内容です。
ワールド5
エターナルセーラームーン、月野うさぎ(制服)、月野うさぎ(水着)、水野亜美、火野レイ(水着)、ちびうさ&ほたる。
最終弾らしく、エターナルセーラームーンを中心に、これまでの商品展開を締めくくるような内容になっています。
シリーズが進むにつれて進化する造形と彩色
HGIF美少女戦士セーラームーンワールドをワールド1から5まで並べてみると、単純にキャラクターが増えていっただけではないことが分かります。
クリアパーツの使用
ワールド2以降では、スーパーセーラームーンなどにクリアパーツが使われるようになり、髪やリボンなどに透明感が加わっています。
ワールド4やワールド5になると、クリアパーツと塗装を組み合わせた表現も増え、より豪華な印象になっています。
パール塗装や陰影表現
通常の単色塗装だけではなく、パール塗装や髪の陰影なども取り入れられるようになっています。
特にワールド4以降は、髪の毛に陰影を加えることで立体感が増し、200円のカプセルトイとは思えない仕上がりになっています。
補助パーツも改善
初期のワールド1やワールド2では、補助パーツが足にうまくフィットしなかったり、自立させにくいものもありました。
ワールド3からは足にフィットする形に改善され、さらにワールド4では接地面に台座を用意するなど、飾りやすさも少しずつ改善されています。
こうした細かな変更からも、シリーズを重ねながら商品として改良されていったことが分かります。
セーラー戦士だけではないキャラクター展開
このシリーズの面白いところは、単純にセーラー戦士を全員商品化して終わり、という構成ではないことです。
ブラックレディ、プリンセス・セレニティ、ミストレス9、セーラーV、ルナ(人間Ver.)など、さまざまな姿のキャラクターが立体化されています。
さらに、制服姿、巫女姿、水着、寝間着など、戦闘時とは異なる姿も積極的に商品化されています。
特にワールド3以降は、その傾向がかなり強くなります。
同じキャラクターでも衣装が変わることで印象が大きく変わるため、コレクションとして集めていく楽しさがあるシリーズです。
ワールド1~5を集めると?
ワールド1~5は各弾6種類なので、単純計算すると全30種類。
ワールド1では初期のセーラー戦士。
ワールド2では外部太陽系4戦士。
ワールド3では日常の姿や別形態。
ワールド4では水着やスーパーセーラー戦士。
ワールド5ではエターナルセーラームーンや水着、制服姿など。
このように、5弾を通して集めることで、セーラームーンという作品のさまざまなキャラクターと衣装を楽しめるコレクションになっています。
また、ワールド4でスーパーちびムーンとアルテミス、ワールド5でちびうさとほたるがセットになるなど、複数の弾を集めることで組み合わせて楽しめるところも魅力です。
個別のフィギュアだけを見るのではなく、5弾すべてを並べてみると、かなり壮観なコレクションになります。
HGIF美少女戦士セーラームーンワールド完全ガイドまとめ

以上、HGIF美少女戦士セーラームーンワールドのワールド1~5をまとめて紹介しました。
2002年2月にワールド1が発売され、2003年7月のワールド5でシリーズが終了。
約1年半という短い期間でしたが、その間に全5弾、30種類が展開されています。
最初のワールド1では、セーラームーン、マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナスというおなじみの5戦士を中心にシリーズがスタート。
ワールド2では外部太陽系4戦士が一気に加わり、コレクションとしての充実度が大きく上がりました。
そしてワールド3からは、制服や巫女姿、水着など、キャラクターの普段とは違った姿も立体化。
ワールド4、ワールド5と進むにつれて、クリアパーツやパール塗装、髪の陰影なども増えていき、フィギュアそのものの表現力も向上していきました。
個人的には、ワールド1の頃からすでに200円とは思えない造形だったことも印象的ですが、5弾を並べてみると、シリーズが少しずつ進化していったことを実感できます。
特に2000年代初頭のカプセルトイとして見ると、セーラームーンのキャラクターをここまで小さなサイズで立体化していたことに驚かされます。
そして、これが1回200円。
現在のガシャポンと比べると、かなり手頃な価格だったんですよね。
私自身、このシリーズは第1弾だけでなく第5弾まで集めるほど夢中になったシリーズでした。
今見ても古さを感じさせないフィギュアも多く、当時のHGIFシリーズの人気が高かったのも納得できます。
残念ながら「美少女戦士セーラームーンワールド」はワールド5で終了してしまいますが、セーラームーンのHGIFシリーズ自体はこの後もさまざまな形で商品化されています。
このシリーズをきっかけに、2000年代のセーラームーンのカプセルトイを振り返ってみるのも面白そうです。
今回紹介した個々のフィギュアについては、それぞれの個別記事で詳しくレビューしていますので、気になる弾があればぜひそちらもご覧ください。
| シリーズ名 | 発売時期 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド1 | 2002年2月 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド2 | 2002年8月 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド3 | 2002年12月 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド4 | 2003年4月 |
| HGIF美少女戦士セーラームーンワールド5 | 2003年7月 |