僕は今、病院に勤めているのですが、病院に勤め始めてからお医者さんへの印象がかなり変わりました。
それまでも検査用の機械の販売やお薬の販売の仕事を行っていたので、社会人になってからずっと医療業界にいるので、医者がどういうものなのか知っているつもりでした。
医者は傲慢でお金のことばかり考えている。
極端な考え方ですが、そもそも医療用の機械や薬を販売している者に対して、人間扱いしてくれない医者がほとんどだったので、そう思っていました。
それから何の因果か、逆に病院に勤めるようになり、自分自身が医療従事者になりました。
それから医師や医療従事者への考え方が結構変わりました。
結構医者も人間で、日々努力している
学会に発表するためにデータを取ったり、新しい手技が出てくれば、その勉強を行ったりと、寝る間も惜しんで働いている人がほとんどでした。
医師の多くは患者さんのためを思って治療を行っているほとんどです。
それは僕が病院で仕事をするようになってから身に染みて感じました。
給料が高いという部分はあるけど、大学病院に勤めている先生とかは朝から晩まで、時には休日にも仕事をしている先生も多く、よりいい治療ができるように勉強をしています。
また、医者自身も人間なので、まず第一の患者は自分自身なんだという考えがでてきました。
ある患者さんが、医者に「あんたは医者だから患者の気持ちなんか分からない!」という場面に遭遇しました。
確かに一部には患者さんの気持ちを理解しない傲慢な医師もいると思います。
ただそういった医師は一握りで、ほとんどの医師は常に患者さんのことを考えていることがほとんどです。
診療が終了した後に、あの患者さんの予約ちゃんととれた?とかあの患者さんは服薬のコンプライアンス(指示通りに服薬してくれない)からちゃんとフォローしてあげて。とか指示をされることがあります。
正直仕事が増えるから大変なのですが、診療が終了してもその日に診察を行った患者さんのことを考えているというのは驚きです。
話を聞いてくれる医師=名医ではない
勘違いしてしまうこととして、親身に話を聞いてくれる先生がイコール名医ではないことは注意してください。
あの先生は優しいから、私に親身にしてくれるから信用できるとは思わない方がいいです。
そういう感情的な部分ではなく、素っ気なくてもしっかりとこちらからの質問に答えられる医師の方が信用ができます。
自分にあった医師を選ぶということは大変ですが、往々にして患者さんのことを思っていることが多いので、何か体調が悪い時には病院に早く受診をして欲しいと思っています。
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