アトピーと加齢について

物心ついた時からアトピーの僕ですが、そのアトピーがひどい時期には波がありました。

子供の頃は特に酷く、夜かきむしってしまい、朝起きたら出血が酷くて、学校に行けなかったということもありました。

大学病院に入って、少しは良くなりましたが、母の方針でステロイドは使わず、漢方だけで治すという事をしてきたので、あまり良くなりませんでした。

高校入学ぐらいになってからは、少しずつ体質が変わったのか、少し楽になった気がします。

劇的に良くなったのは、成人してからです。

ステロイドも併用するようになったので、見た目は殆どアトピーに見られないようになりました。

社会人になってからは、ストレスも多くなりましたが、都会で仕事をしていた時には、同僚と遊んでストレス発散ができていたので、半袖になっても、殆ど目立ちませんでした。

その為、たまに実家に帰ったときに半袖で帰ったら、親から驚かれました。

実家にいたときには、引っ掻き傷を見せたくないので、肌の露出をしないように、夏でも長袖のシャツを着ていたからです。

ただ、30歳を前に一気にアトピーは悪化しました。

地方に転勤になって、周りの人とも馴染めず、また、飛び込みの営業が中心だったので、ストレスが溜まってアトピーがかなり悪化しました。

当時は朝起きると全身が引っ掻き傷で痛くて、体を動かすのが嫌でしょうがありませんでした。

白いシャツ血が付くこともあったので、シャツのサイクルがとても短かった気がします。

この頃はストレスで色々な病にかかったので、僕の中での黒歴史ではあります。

その後、東京に転勤になってからは、病院に定期的に行くようになって、アトピーは回復傾向になりました。

それから30代も後半に差し掛かって、少し体の方も変化してきた気がします。

女性であれば、化粧の時に肌の化粧のノリが悪くなったと思うと思うのですが、男の場合はそういった事をしないので、あまり気づかなかったのですが、最近は乾燥でやられた皮膚の回復がとても遅くなった気がします。

仕事の日には、朝と家に帰ってからすぐにシャワーを浴びるようにしているのですが、休みの日には、朝はシャワーかお風呂に入るけど、夜は一日家にいたし、汗もかいていないから今日はいいやと寝てしまうことが多々ありました。

若いうちはそれでも特に問題はありませんでしたが、30代後半に差し掛かってくると、夜にシャワーやお風呂に入って、全身に保湿剤を塗らないと、朝の段階で皮ふががさがさに乾燥してしまっていることが増えてきました。

30代前半の時には、朝シャワーを浴びて、保湿剤を塗ればリカバリーができましたが、今はそれができません。

一日中乾燥している状況が続き、アトピーの影響で皮ふが赤くなってしまっていることがありました。

また、私が勤めている病院では年に一回、年末に大掃除を行っています。

大掃除は朝に行って、日中は普通の診療を行っているのですが、今年の大掃除後は体の不調が顕著でした。

大掃除の際に特に埃をかぶったとかではないのですが、仕事終わりの時間には、顔全体が赤くなっていて、皮膚がただれている個所もありました。

家に帰ってから全身を鏡を見てみると、至る所に赤い発疹ができていました。

その日は入念にお風呂に入って、ステロイドも十分に塗ったのですが、一向に治る気配がなく、発疹が治まり、元の状態まで戻るまで2週間程度かかりました。

アトピーの人は普通の人以上に皮膚に影響がでてくるので、同じことをやっていてもだめな事が多い気がします。

成人したぐらいの時には、アレルギー反応が結構治まったので、ある程度アトピーも治ったと思った時期もありましたが、逆に今はもっと悪くなるんじゃないかと怖くなっています。

そのため、悪くならないためのケアを欠かさず行って、現状を維持するよう努力をしています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました