医療従事者になって気を付けるべきこと

医療従事者になって、専門分野を勉強してしばらく経つと、その分野のことが当たり前に感じてしまうことがあります。

患者さんに説明する時も、知ってて当然のように専門用語を使ってしまうことがあります。

それは医者が一番そういったことをする傾向があり、次に大学や専門学校を出て、すぐに医療従事者になった人はその傾向にある気がします。

私自身も、社会人は営業からスタートしましたが、医療機器を扱う商社、メーカーで営業をしていたので、全く業界違いというわけではないので、元々知っている用語は一般的な用語として扱ってしまうことがあります。

他の業界から来た人も、最初はギャップを感じてしまうことも多いようですが、次第に慣れてくると専門用語を多用してしまうことが多くあります。

専門用語を使ってしまう原因としては、日常としてスタッフ間で使用しているせいだと思います。

医師の指示が専門用語だと、スタッフ間の指示も専門用語の方が都合がいいからです。

一般的に伝わる説明をしてしまうと、長い説明になってしまうことも、専門用語なら短縮できます。

ただ、それに慣れてしまうと、患者さんにも同じように説明してしまい、患者さんは全く理解していないといったことが起こってしまいます。

何回も通院している患者さんなら、理解してしまっている方もいるのですが、基本的には患者さんは常に初診と考えて説明をした方がいいです。

私も違う科の病院に受診した時に、専門用語多めで説明されて、今の説明って?となったことがあります。

言われた内容をネットで検索して理解した部分もありますが、年配の人は理解は難しかったと思います。

新人教育について

勤めた年数が増えてくると、新人教育もやることがでてきました。

私が教えたスタッフは医療業界が初めてという人も多かったので、なるべく患者さん接するように、なるべく理解しやすい説明を心がけています。

また、勤務日数が増えてくると、そのスタッフも専門用語を使う機会が増えてくるので、患者さんに説明する際には、自分が新人で何も知らなかった状態の時を思い出すように伝えています。

スタッフは何度も患者さんに同じ説明を繰り返しているので、完全に理解していますが、患者さんは初めて聞く話になることを念頭に説明をしないと、説明時間も長くなり、後々再度説明をする必要がでてきて、手間が増えてしまいます。

最初の段階から分かり易く説明をしておけば、その後に質問をされずに済むので、トータル的に時間短縮につながります。

医師に対して、その説明は伝わりにくかったですよ。なんて言えないので、患者さんが理解していないようであれば、医事スタッフがフォローし、分かり易く説明しなおすことも大切です。

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