オンライン資格認証

オンライン資格認証というとピンとこない人も多いと思いますが、マイナンバーカードが保険証がわりになるというシステムと言えばピンとくる人も多いと思います。

現に私が勤めているクリニックのスタッフに、オンライン資格認証の話をすると、なにそれ?って帰ってくることが多いです。

医療機関に勤めているんだったら知っとけよ!と思うけど口にしません。

大人なので、無駄な話はしません。

そんな具合だから、一般的な認知はさらに低いと思っています。

オンライン資格認証の普及率について

実際に現時点での医療機関でのオンライン資格認証の普及率はかなり低いです。

なぜならば、マイナンバーカードを持っている人がかなり少ないから。

オンライン資格認証を導入した知り合いのクリニックや薬局に話を聞くと、1ヶ月にマイナンバーカードを持参された人は月に数人程度だったようです。

マイナンバーカードの利用が低いのは、医療機関での普及率が低いのも原因の一つですが、オンライン資格認証を導入すると、月に6,000円ぐらいランニングコストがかかります。

月に数名訪れるか分からない状況のために月々6,000円払うのは少々きついというのが、医療機関でのオンライン資格認証の普及率が低い原因です一つです

私が勤めているクリニックでも、長らく導入ができなかったのはそのためです。

オンライン資格認証自体は2年ぐらい前から動き出しており、スタートしだしたタイミングから私が対応に当たっていました。

当初はランニングコストが高すぎるという理由と、マイナンバーカードの普及率が低すぎるという理由で、院長からは導入を見送られていました。

現在は令和5年の4月以降は、オンライン資格認証の導入が義務化されたということもあり、令和5年の3月末までに導入するために、電子カルテのメーカーやネットワーク業者に打ち合わせに来てもらい、導入のための打ち合わせを行っています。

厚労省の医療機関へのオンライン資格認証の義務化は悪手だという人もいます。

私が所属しているクリニックのスタッフでもそういっている人がいます。

ですが、私個人的には義務化までしないと導入しないという医療機関は多かったと思います。

もしかしたら、私の所属しているクリニックでも導入しなかった可能性があります。

そのため、今回の強引な対応は必要だったと考えています。

オンライン資格認証のメリット

オンライン資格認証はマイナンバーカードとともに早く普及してほしいと思っています。

理由はいくつかあります。

患者さんにとってのメリット

患者さんにとってのメリットは、なんといっても保険証の代わりになることでしょう。

保険証が無くても、マイナンバーカードがあれば保険証の代わりとして医療機関を受診できます。

若い人はあまり恩恵を受けない可能性もありますが、年配や高額な治療を受けている人にとっては、限度額申請の必要がなくなったりするため、恩恵は大きいです。

医療機関のメリット

医療機関にもメリットがたくさんあります。

今の保険証は保険組合によってデザインが異なり、割合もかなり小さく2割と書かれていることが多いです。

そのため、慣れている人でも保険証番号を間違えたり、割合を間違えて入力してしまったりということが多少あります。

保険証の番号を間違えて入力してしまい、そのまま保険組合に請求すると、返戻という形で戻ってきます。

それは簡単に説明すると、その番号の保険証の人はいないから、診療費を払わないけど大丈夫?と言われているようなものです。

そのままにしてしまうと、診療費は患者さんからいただいた、3割ないし2割、1割の診療費しかもらえず、大部分がもらえないということになります。

保険割合を間違っていた場合も面倒です。2割だったのに3割もらってしまっていたことが分かったら、患者さんに返金が必要ですし、3割だったけど、2割しかもらわなかった場合は、こちらのミスなので、患者さんには請求できません。

それだけ保険証の確認は重要なのですが、その保険証のデザインは統一されていないので、間違いが起こってしまっています。

マイナンバーカードでのオンライン資格認証ができればその間違いが一切無くなります。

患者さんが持参したマイナンバーカードをオンライン資格認証でどんな保険証を持っているか照合して、有効な保険情報が入力されるので、間違いが発生しません。

また、たまに期限切れの保険証で受診される方がいます。

今後、マイナンバーカードでの受診が普及すれば、期限切れの保険証の受診ができなくなります。

そのため、月額のランニングコスト以外は医療機関にとってもメリットが大きい物なのです。

オンライン資格認証の現状

私が所属しているクリニックでも急ピッチで導入に向けた作業を行っています。

恐らく来年3月末までには導入ができそうですが、他の医療機関も一斉に作業を始めたので、少し不安な状況です。

結構早くスタートを切ったはずなのですが、回線業者のミスで見積もり作成を放置され、担当者が変わったため、再度見積もりを作るには下見が必要と言ったトラブルに見舞われ、現場の混迷具合が心配です。

早くすべての医療機関でオンライン資格認証が導入され、患者さんがマイナンバーカードを持参してくれることを夢見ています。

参考ページ

厚生労働省・オンライン資格認証の導入について

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