くん煙剤を使った失敗談

アトピー

一昨年の夏ごろの話です。

部屋に蟻が入ってくることがたびたびあったので、僕も妻も虫が嫌いなので、すべての虫を駆逐するため、くん煙剤を使うことにしました。

くん煙剤とは部屋の中央あたりに設置し、殺虫成分を含んだ煙を室内に充満させ、部屋内にいる虫を殺虫し、さらに外の虫が中に入り込まないようにするものです。

最近では無煙の物も多く、火災報知器などに反応しないものも増えているようです。

アトピー性皮膚炎はダニにもアレルギー反応が起こる場合があり、僕もダニやハウスダストにアレルギー反応を起こします。

そのため、くん煙器を使えばアレルギー反応も抑えられると期待もありました。

ただ僕は敏感肌でもあるので、人体になるべく影響のない、子供部屋にも使えるというくん煙を使用することにしました。

体に直接付く可能性がある衣類や寝具とかには、薬剤が付かないよう事前にビニール袋に入れたり事前に準備もしておきました。

出かける前に使用して、使用した後もちゃんと換気を行い、薬剤が残らないよう気を使いました。

くん煙剤の効果

くん煙剤の効果は想像以上で、部屋の中に虫は全くいなくなりました。

すごい効果!と夫婦で感動したのもつかの間、異変はすぐ現れました。

体中が赤くただれ始めました。

そして、体中がボコボコした炎症ができはじめ、黄色い汁が出始めました。

もちろん妻は全く変化はありません。

もう地獄です。

体中が熱く、かゆくてたまりません。

起きているときは理性が働くのでかかないで過ごすことができますが、寝ているときにはそうはいきません。

起きた時にはシーツが血だらけで、体中もひっかき傷だらけで痛くてたまりません。

さらに傷口からは黄色い液がでてきて固まるのでテンションがガタ落ちです・・・

顔も真っ赤なので、鏡を見るのが怖くて人前にでるのも怖くてしょうがありません。

早くこの状態を解決させないとと思い、部屋中を雑巾で拭き、洗濯物も何度も洗いました。

それによって少しずつ炎症が引いてきて、痒みも治まってきました。

完全にもとに戻るまでには3か月ぐらいかかったと思います。

まとめ

僕の体が虫よりも弱いということに気づかされました。

もちろん、僕がくん煙剤に合わなかっただけで、すべてのアトピーの人が使えないわけじゃないと思います。

そもそもとしてアトピーの人はダニなどにもアレルギー反応を起こすので、そのダニを駆除するためにくん煙器を使うこともよくあります。

ただ、アトピーの人がくん煙器を使用するときは、かなり慎重に使った方がよさそうです。

一人暮らしをしていた時にもくん煙剤を使用したことがありましたが、その際には何も影響はありませんでした。

なので、くん煙剤を使用するということに対して、なんの躊躇もありませんでしたが、今後は使うことに対して特に注意をした方がよさそうです。

布団もダニが増殖しないよう、こまめに洗濯、天日干しをしているし、マットレスまで掃除機をかけるようにしています。

アトピーの人は普通の人と同じことをしちゃだめなんだなと痛感し、普通の人よりももっともっと気を使って生活をしないといけないと実感しました。

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