アトピーの同族嫌悪的な話

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僕はアトピーですが、今はぱっと見アトピーには見えないこともあります。

ですが、数年前までは顔が常に赤くてだれが見てもアトピーだと分かる時もありました。

さらに10年前は顔が赤いだけでなく、顔がボロボロだった時期もありました。

さらに、さらに20年前にはアトピーがひどくて入院していた時期もあります。

皮膚から常に体液がでていて、シャツは血まみれ。自分が生まれてきたことを呪った時期もあります。

小学校の時には使わなくなったシャツに薬を塗って、それをシップのように貼り付け、体中に包帯を巻いていた時期もありました。

もちろん体育には参加できません。プールなんか絶対入れません。

学生時代にプールに一度も入ったことが無いので、今でも泳げません。

そういったことがあり、今はアトピーの人を見ると気になってしょうがありません。

芸人さんのアインシュタインの稲田さんをテレビで見ると、「あ、今日顔が赤いから調子悪いのかな?」とか「ストレスたまっているのかな?」とか漫才の調子ではなく、アトピーの調子が気になります。

他にも和田アキ子さんのモノマネでブレイクしたMrシャチホコさんやネプチューンのホリケンさんもアトピー持ちなので、肌の調子が気になります。

忙しそうだから食生活みだれているのかな?とか病院にはいけてるのかな?とか心配しちゃいます。

大きなお世話なんですけどね。

ただ、昔は、特に小中学生の時はアトピーの人を見るのが嫌いでした。

アトピーの同族嫌悪

学生時代には同学年でアトピーの人が何人かいましたが、僕はその人とは仲が良くなることはありませんでした。

アトピーの人を見ると「気持ち悪い」と思ってしまったからです。

僕よりも全然マシなのに、自分を見ているような気がするから。

親は「〇〇ちゃんもアトピーだから仲良くしてね」とか言っていました。

要するに同じ境遇だから分かり合えると思っていたようなのですが、子供の僕はそんな考えにはなりませんでした。

向こうから僕に話しかけてくることは無かったので、恐らく相手の子も同じことを考えていたのかもしれません。

アトピーで無い人も僕に対して好奇な目で見る人も少なくなかったので、当然ちゃ当然ですね。

そのころからの友人はほぼいないので、とても残念です・・・

ただ、僕には幼稚園の頃からの友人が何人かいますが、僕がアトピーがひどかった時期も仲良くしてくれた彼らには本当に感謝をしています。

子供の頃の彼らは何でこんな気持ち悪い奴と仲良くしてくれたんだろうと思うこともあります。

大人になってからのアトピーとの付き合い方

子供の頃には大人になったらアトピーは治るものだと思っていました。

社会人になった最初の頃はアトピーも落ち着いて目立たなくなりましたが、次第に仕事でストレスを感じるようになってからは悪化の一途をだどるようになりました。

病院にも仕事が忙しくて通うことができず、無治療で過ごすこともしばしば。

転勤で実家に戻ることができたので、それを機会に今まで通っていた病院に通院ができるようになったため、それまで使用を控えていたステロイドの薬も使用するようになり、劇的によくなりました。

ただ、今でも過度なストレスを感じてしまった時には、炎症が起きることもあるため、アトピーとは一生の付き合いになることがわかってきました。

絶対に治ることはないから、今が調子が良くても絶対に油断してはいけないと思っています。

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